藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2009年12月1日放送
株式会社ハイパー
代表取締役社長 玉田 宏一さん

筋金入りのユーザーニーズ実現企業

新機種が次々と発売されるパソコンの在庫をあえて持つことで、ビジネスチャンスを拡大する方策を考えた玉田社長。ユーザーニーズの実現を柱に、進化する企業の戦略を聞いた。



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主な内容

1)社員番号3番が立ち上げた新しい法人ビジネス
2)PC販売のタブー「在庫」を商機に
3)新事業が次々生まれる「ユーザーニーズ実現企業」
4)企業のIT担当者の専門ご用聞きという存在
5)ユーザーニーズから事業化への分岐点

会社データ

URL http://www.hyperpc.co.jp/
設 立 1990年5月
上 場 2006年9月 JASDAQ
銘柄コード 3054(Yahoo!で株価を見る
資本金 250百万円
従業員数 182名(平成20年12月末現在)
主な業務 コンピュータ及びその周辺機器の販売及び設置設定・保守
情報処理サービス業及びソフトウェアの企画・開発・販売
インターネットを利用した通信販売及びホームページの企画制作

対談を終えて

 
聞いてみてわかる本当の事業

 企業の業務内容というのは、よくよく聞いてみないと勘違いしていることが時折ある。今回お会いした玉田宏一さんが代表取締役社長を務める株式会社ハイパーもそんな会社の一つ。IR報道などでは、格安のパソコンの販売という紹介が多く、お会いするまではパソコンのディスカウント販売の会社というイメージだった。しかし、お会いしてみると、全く違う。確かに、パソコンを低価格で提供しているが、それは顧客獲得の一つの入り口でしかなく、ビジネスの柱は、大手企業の情報システム部門のニーズを何でも承るという「ユーザーニーズ実現企業」だ。

ユーザーニーズ実現企業

 「ユーザーニーズ実現企業」は、ハイパーの経営理念で、同社は、決して顧客に何かを売り込むアプローチはしない。基本は、「何かお困りごとはありませんか」といった、先方のニーズを聞くことだ。
その一つが、先に紹介したパソコンや関連部品の受注で、小さな部品も一つから承り、ハイパーの社員が秋葉原で仕入れて届ける。企業の情報システム担当者にとって、部品一つのために秋葉原まで出かけるのはコストがかかりすぎる。
 ハイパーが対応するのは、こうしたモノだけではない。ある企業からの依頼は、情報システム部門担当者に代わって、社内のITに関する問い合わせに対応するコールセンター業務の請負。顧客先に出向して、各部署からの問い合わせに対応している。

どんどんトライアルの精神

 しかし、予想もしないニーズを提示されたときどうするのだろうかという疑問もわいてくる。これまでもいくつもの失敗もあったという玉田さんだが、「お客様のニーズがどこにあるのかというところを先に考える。その前に採算とかリスクとか考えてしまうと、なかなかそこに踏み込んでいけなくなりますし、規模もどんどん大きくなってしまうと、話が大きくなりますけど、そうではなくて、私たちができることであるならば、それはできるだけ実現をしてみようと考えています。小さなことかもしれませんけれども、それはどんどんトライアルをしているということではないでしょうか」とおっしゃるその言葉に、ユーザーニーズ実現企業という筋金入りの経営理念を実感した。




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