藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2009年9月15日放送
らでぃっしゅぼーや株式会社
代表取締役社長 緒方 大助さん

NPOから上場企業へ進化した志企業

22年前、有機野菜を販売する市民運動として始まったらでぃっしゅぼーや。NPOから上場企業へと進化し、一握りの人だけでなく、多くの人の生活を変えたその道筋を聞く。



この対談の全編は CDでお聴きいただけます

詳細を見る

主な内容

1)NPOから株式会社へ、そして上場
2)農業再生に関わり、幸せの善循環を作り出す
3)市民運動から持続可能な事業への転換
4)流通革命の鍵は、間に立つプロモーターの存在
5)農家と共存する農業法人設立へ
6)経営の王道は、志から

会社データ

URL http://www.radishbo-ya.co.jp/
設 立 1988年5月
上 場 2008年12月 JASDAQ
銘柄コード 3146(Yahoo!で株価を見る
資本金 855百万円
従業員数 237名(パート・アルバイト社員169名 2009年2月現在)
主な業務 有機低農薬野菜および無添加食品等の宅配事業

対談を終えて

 
社会起業家のロールモデル

 最近、社会起業家という言葉を目にする機会が増えた。社会の課題を解決するために事業を興す起業家のことを指すが、まだまだ寄付に頼る活動も多く、持続性に課題を抱えるものも多い。そんな今、一つの指針を示してくれる方がいる。それが、らでぃっしゅぼーや株式会社、代表取締役社長の緒方大助さんだ。
 緒方さんは、らでぃっしゅぼーやの社長に就任する前は、CMでも話題になった青汁のキューサイの従業員だった。その際に感じていた農家と消費者の間に横たわる壁や距離を改善できる活動として、当時、市民運動が取り組みとしていた、らでぃっしゅぼーやに注目したのだった。

市民運動から上場企業へ

 らでぃっしゅぼーやは、今から20年前、日本リサイクル運動市民の会という、今でいうところのNPOとしてスタートしている。環境NPOが母体となり、有機農産物を食べる人を増やすことで、農薬の無い畑を増やし、環境に貢献しようというのがコンセプトで設立された会員制戸別宅配事業だ。
 しかし、市民運動の延長としてのビジネス存続は難しく、2000年にキューサイが買収した。そのときの担当者は、緒方さん。この活動に以前から興味を持っていた緒方さんは、積極的に関わり、結果、社長に就任し、MBOをするにまで至ったというから、相当に思い入れが深かったに違いない。
緒方さんはキューサイ時代から感じていたことは、「新しい日本に流通の革命。僕らは幸せの善循環といっているのですけど、消費者と生産者がお互いに尊重し合う善循環を作り出したい」という思いと、壊滅的になりつつある農業の再生だった。

市民運動+ビジネスセンス

 しかし、市民運動的なこだわりだけでは、こうした活動は広がらない。緒方さんは、ビジネス的な手法を積極的に取り入れた。野菜にこだわらず、食品や生活に必要な雑貨などに商品の幅を広げた。ただし、それぞれの安全・安心基準は、独自のものだ。生産も、農家の他、大手のメーカーとも契約した。
 そして、現在は上場企業として、当初の思い「幸せの善循環」は、拡大を続けている。らでぃっしゅぼーやの歩みと取り組みは、社会の価値観を大きく変える仕事を目指す人々に、是非参考にしていただきたいと思う。




FeBe

「藤沢久美の社長Talk」の対談全編は、 株式会社オトバンクの運営するオーディオブックのサイト FeBe(フィービー)にて配信中です。

詳細を見る>>

ホーム 社長Talkを聴くには
社長Talkとは
社長Talk News
感想を送る
これまでの社長Talk
CD購入
Twitter

Google

WWW を検索
社長Talk を検索
利用方法 Copyright (c) KumiFujisawa, All Rights Reserved. お問い合わせ