藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2009年7月21日放送
エン・ジャパン株式会社
代表取締役社長 鈴木 孝二さん

「転職は慎重に」と訴える転職支援(後編)

転職支援企業として最大手であるエン・ジャパンの二代目経営者として就任した鈴木さんは、38歳。社長に至るまでの鈴木さんの歩みと学び、そして未来を聞く。



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主な内容

1)「100年に一度の危機に社長就任」は、幸運なこと
2)エン・ジャパンへの就職を決めた一枚のハガキ
3)就職1年目の気づきが拓いた未来
4)後継社長として、目指すこと・やるべきこと

会社データ

URL http://corp.en-japan.com/
設 立 2000年1月
上 場 2001年6月ヘラクレス
銘柄コード 4849(Yahoo!で株価を見る
資本金 967百万円(2009年3月末現在)
従業員数 960名(2009年3月末現在)
主な業務 インターネットを活用した求人求職情報サービス 人材採用から社員教育、人事評価制度までのコンサルティング

対談を終えて

 
今置かれている環境はラッキー

 インターネットによる求人、求職サイトの運営を事業とする会社では最大手のエン・ジャパンの社長に鈴木孝二さんが就任したのは、100年に一度の経済危機のまっただ中。カリスマという言葉がぴったりの創業者の後を継いだ鈴木さんの年齢は、38歳。まだまだ若い。
 だからだろうか。「ラッキーだ」と鈴木さんは言う。確かに、100年に一度の危機ならば、これ以上悪くなる可能性は100年間ないという解釈もできる。しかし、お話を聞いていると、若いからなのではないことに気づく。例えば、この言葉。
 「社長になれたのもたまたまですし、この38歳の年齢で数百人の社員がいてリーダーシップを取ってやれる役割は、そんなになれるものでもない。望んでなれるかというと、なかなかそうでもないので、いま置かれている環境はラッキーだというのが、前提に思うようにしています。本当に心底そう思っています」。
 鈴木さんには、置かれた立場に対する感謝がある。それと同時に、一緒に走ってきた仲間への感謝もたびたび口にされる。そして、創業者に対する尊敬と感謝も、言葉の端々から溢れてくる。

後継社長としてなすべきこと

 一生懸命、目の前のことに取り組んできたら、社長に抜擢されたという鈴木さん。社長としてやるべきことは?と問うと、「創業者と同じことを私が今の役割でやるのは、多分違うと思います。将来にわたって長く続いていくための会社としてのシステム化、組織もそうですし、そういったものの礎を作るのが、自分自身がやるべきことだなと思っています」と答えてくださった。
 創業者が短期間で築き上げた新しいビジネスと人間集団を、いよいよ未来に向けて持続可能な組織へと進化させる役割を担われる。
 そしてその根底に揺るぎなく存在するのは、やはり、理念だという鈴木さん。創業者から受け継いだ理念を、自分のからだに落とし込み、今は、自分の言葉で理念を語れるようになった。いよいよ第二の進化が始まった。
 鈴木さんとお話をしていると、経営者は年齢ではなく、その人が持つ哲学と深みなのだということを教えていただいたような気がする。だからこそ、これからのエン・ジャパンが楽しみだ。




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