藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2009年7月7日放送
タビオ株式会社
代表取締役会長 越智直正さん

靴下一筋55年。世界の靴下屋(後編)

15歳で靴下製造の世界に丁稚として入り、突然の解雇、独立、倒産の危機を乗り越え、世界で認められる会社に育て上げた越智会長。後編は、人として経営者としての生き方を聞く。



この対談の全編は CDでお聴きいただけます

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主な内容

1)悩みを持つのは、卑怯者のやること
2)社員の成長を促す社長の質問攻め
3)made in Japanの信頼が、海外へのチャンスを創る
4)商品の中身は、決して譲らない
5)いつ終わりが来るかわからない今、思うこと

会社データ

URL http://tabio.com/jp/
設 立 1977年3月
上 場 2000年10月 大証2部
銘柄コード 2668(Yahoo!で株価を見る
資本金 414百万円
従業員数 159人(個別)、205人(連結)
主な業務 靴下の企画・製造・卸・小売。 直営店 靴下屋・マイティソクサー・ショセット・タビオオムの 展開、フランチャイズチェーン靴下屋・マイティソクサーの展開。

対談を終えて

 
多くの人が励まされた経営論

 タビオ株式会社、代表取締役会長の越智直正さんのお話に対する、リスナーの方々からの反響はいつもに増して大きかった。多くの方が励まされたり、自分自身を見直したりする機会を与えられたようだ。それは、経営者の方であったり、学生であったり、会社員の方であったり、本当に様々。
 それは、越智さんのお話が、経営論であると同時に、人生論であったからかもしれない。
 
選択と集中、そして継続

 できるだけ早く成果を得たいという風潮がある今、越智さんは、急ぐ必要がないことをいろんな角度からお話くださった。越智さん自身、15歳で靴下の仕事に携わって以来、それを50年以上続けてきた。それでもまだ、自分のつくる靴下に満足をしていないと言う。靴下づくりは、自分自身の心の表現であり、心、すなわちプライドなのだと、越智さんは言う。
 そして、その心の表現を最高のものに作るために必要なことは、「選択と集中、そして継続」だそうだ。
 
続ける勇気

 「ベートーベンとかモーツアルトとかダビンチとかも、全部能力がないからそこでやっただけのことです。彼らは、能力がないから偉人になったし英雄になったのです」。越智さんのこの言葉には、目から鱗が落ちる思いだった。自分の心が惹かれる一つのことに集中して、長年続けること。それが、結果として、偉人と呼ばれる人を創る。偉人になることは目的ではなく、結果論。
 ひたすら一つのことに取り組み続ける。この「続ける」ということが最も大切なことなのかもしれない。人は、ついつい未来の約束を求めてしまう。約束があれば、がんばることができるような気がしてしまう。
 しかし、そんな約束は、誰にも与えられることはないが、『全力で何かに向き合って、失敗するならいいじゃないかという言葉を胸に、全力で生きていこうと思います。』というリスナーの方からの声を始めとして、越智さんは、多くの人に、「続けるという勇気」を与えてくださった。




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