藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2009年6月23日放送
株式会社インタートレード
代表取締役社長CEO 荒木幸男さん

創業10年で業界シェア8割のシステム企業

わずか創業10年で、しかも、金融業界でシェア8割を誇る同社のビジネスは、ディーリング用のパッケージシステムの開発・販売。この成功を支える社長の独自の経営理念とは。



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主な内容

1)創業10年でシェア8割に到達
2)資金難を切り抜ける鍵は、夢を語り続けること
3)ブレイクスルーとなった出会い
4)選ばれるパッケージソフトを支える「経営理念」
5)世界的金融危機こそ、飛躍のチャンス

会社データ

URL http://www.itrade.co.jp/
設 立 1999年1月
上 場 2004年9月 東証マザーズ
銘柄コード 3747(Yahoo!で株価を見る
資本金 1,452百万円(2008年9月30日現在)
従業員数 119名(2008年9月30日現在)
主な業務 証券会社向けディーリングやトレーディング業務用などの自社開発パッケージソフトの開発販売

対談を終えて

 
ディーリングシステムの生みの親

 常に順調な企業はない。どんな企業でも、少なからず危機や試練に直面し、それを乗り越え、企業の成長と存続に挑戦し続けている。こうした危機をいかにして乗り越えるか。そのことを体験とともに語ってくださったのが、今回お会いした株式会社インタートレード、代表取締役社長CEOの荒木幸男さんだ。
 インタートレードは、証券会社向けのディーリングシステムの開発・販売を行っている。荒木さんたちが創業した10年前まで、ディーリングシステムは、業界に存在しなかった。つまり、インタートレードが、日本のディーリングシステムの生みの親と言える。

困難を乗り越える「信じる力」

 生みの親には、生みの苦しみがある。その存在価値を認めてもらうには、多大な努力が必要である。その上、金融業界のシステムの供給者は、大手ベンダーが中心で、ベンチャー企業の参入の壁は、極めて高かった。
 しかし、今や、インタートレードのシェアは、80%だ。その実現を支えたのは、信じる力。荒木さんには、創業メンバーの二人が掲げた『証券業界の装置産業化』への確信があった。さらに、「自分たちを信じてついてきてくれた従業員のおかげで、どんな困難にもあきらめず、前向きに歩いて来れた」と、荒木さんは言う。
 そして、このビジネスを信じる力と従業員の信じてくれる力が、荒木さんの言葉に力を与え、危機的状況下での融資の獲得やブレイクスルーとなる第一号顧客の獲得を実現へと導いた。

経営理念は憲法である

 過去を振り返り、多くの方に助けてもらったという荒木さんは、「常に僕たちはお客様の視点で行動するのが、経営理念の一番最初にある」と言う。しかし、それはただただお客様の言う通りになるという意味でもない。
 企業として継続し、お客様のためになるサービスを提供するためには、様々な局面に置いて、柔軟な判断が必要になる。その基準となるのが、経営理念だ。常に、経営理念に立ち戻り、判断をする。インタートレードのマネジメントの心得には、「経営理念は憲法である」という一節があるそうだ。
 変化の時代、多様化の時代、スピードの時代と言われる今、あらゆるノウハウがすぐに陳腐化する。だからこそ、揺るぎない経営理念が、不可欠となる。




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