藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2009年2月24日放送
株式会社JPホールディングス
代表取締役 山口 洋さん

幾多のピンチの先に見出した「保育事業」

家族を抱えつつも、とりあえず会社を辞めた山口さん。チャンスには、全力投球で取り組むも、失敗の連続。8年後たどり着いた保育事業で、トップランナーに。その軌跡を聞く。



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主な内容

1)とりあえず会社を辞めました
2)ピンチと模索の3年間
3)社員のためになる「多少の失敗」
4)赤字覚悟で始めた保育事業の成功への道
5)従業員の定着率アップを導いた大学院進学
6)保育所は,まだ全然足りない
7)保育所経営の難しさとは
8)保育士の質を高める社内研修制度
9)天職を見つけることができた理由

会社データ

URL http://www.jp-holdings.co.jp/
設 立 1993年3月
上 場 2002年10月 JASDAQ
銘柄コード 2749(Yahoo!で株価を見る
資本金 513百万円
従業員数 750名(連結)、16名(単体)
主な業務 子育て支援事業、アミューズメント関連事業、飲食事業および給食の請負事業、物品販売事業

対談を終えて

 
とりあえず退職して、とりあえず起業

 創業者のなかには、起業時には思ってもいなかった事業で上場を実現される方もいらっしゃる。今回お会いした株式会社JPホールディングス、代表取締役の山口 洋さんもそんなお一人。証券会社をとりあえず辞めたという山口さんがまず始めたのは、オフィスへコーヒーを届ける事業。それが、オフィスよりもっと人が集まる場所へという発想から、スキーバスの発着所、そして、パチンコ屋さんへと展開することになり、事業は社員を雇うほどの規模へと拡大していった。しかし、現在のJPホールディングスの主力事業は、保育事業だ。

社員のニーズから生まれた事業

 その転換のきっかけは、社員の大半が女性であったため、福利厚生として保育事業を考えたことだった。加えて、パチンコ業界では、主婦が子供を車に置き去りにして死亡させる事件が起きていた。この状況を改善すべく、山口さんは、パチンコ屋さんの駐車場に保育所の建物を建てさせてもらい、まず自社の社員とパチンコに来るお客さんのための託児施設を作ったのがそもそもの始まりだった。
 その後、制度改正により企業が保育事業に参入することが可能になったことから、本格的に保育事業を展開し、現在では、57の保育所を運営し、保育所事業のトップ企業となった。
 なぜ、保育所事業のトップになれたのか。それは、保育所運営に、一般企業経営のセンスを取り入れたからだと山口さんは言う。昔ながらの保育所は個人事業者で、コスト面もサービス面も、課題が多かったという。さらに、山口さんは、社員からの改善アイデアも積極的に取り入れている。

振り返れば辛いけれど、やはり仕事は楽しい

 創業から17年。山口さんは過去を振り返って言う。「もう1回、今きた道をやれるかといわれると、ノーですね。当時は、もう多分死にものぐるいで一生懸命やっていたのだと思いますね。楽しく仕事をやることを、一つモットーにしているのですが、楽しくやるのは、楽しい仕事を見つけるのではなくて、どういうふうに考えたら楽しくなるかです。これは自分の心の中にあるのですね。常に、自分は一番幸せだなと思いながら働いています」。




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