藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2009年2月17日放送
株式会社インネクスト
代表取締役社長兼CEO 那須郁雄さん

日本のモノづくりの未来形を体現する

液晶の検査機器の開発製造で、世界トップクラスのシェアを持つ同社社長、那須氏は、世界に出て、日本にしかできないモノづくりの姿が見えてきたという。その姿とは。



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主な内容

1)得意分野は、一歩先ではなく、二歩三歩先の開発
2)人間の眼の力と電気の力を融合させた検査装置
3)文系社長だからこそできる「技術とニーズのバランス管理」
4)世界で仕事をすれば,日本の強みがわかる
5)世界で認められるためには、ニッチに特化すべき
6)次なるテーマは、医療のデジタル化
7)新分野を見いだすポイントは、「技術と人の融和」

会社データ

URL http://www.innext.co.jp/
設 立 2003年10月
上 場 2005年11月グリーンシート銘柄指定
2007年2月 札幌アンビシャス上場
銘柄コード 6660(Yahoo!で株価を見る
資本金 126百万円(2009年1月末現在)
従業員数 22名(2009年1月末現在)
主な業務 フラットパネルディスプレイ(液晶パネル、有機EL等)の製造装置、検査装置の開発・製造販売。医療機器、計測機器、産業機器の輸入・販売。

対談を終えて

 
世界に誇る日本人の感性

 日本料理やアニメなど、日本文化は、かなり世界に浸透しつつある。こうした日本の文化を支えるのが日本人の感性だが、その感性は日本のモノづくりを支える大切な要素でもある。
 そのことを力強くお話くださったのが、株式会社インネクスト、代表取締役社長兼CEOの那須郁雄さんだ。インネクストは、液晶、有機ELなどディスプレイの検査・製造装置を開発・生産・販売しており、ディスプレイの色度、色ムラ、コントラストなどを検査するセル最終検査装置では世界トップクラスのシェアをもつニッチ企業だ。

ディスプレイは一種類ではない

 ディスプレイと一口に言っても、その種類は千差万別。テレビのディスプレイ、携帯電話のディスプレイ、ゲームのディスプレイなど、今では、あらゆる機器にディスプレイがついている。しかもその大きさも違えば、見るときの距離も違う。当然、そのディスプレイで見るモノも違う。
 それぞれの用途に合わせて、検査方法や基準を変えなくてはいけないし、最終的にはすべてを人間の目で確認しなくてはいけない。やはり、人間の目で見た感じが一番重要だからだ。しかし、その目で確認するための仕組みを作るのは、機械の役割。それを、インネクストは考え、検査機器にする。

モノづくりの未来を見る

 アジア諸国で、ディスプレイを安くたくさん作ることができても、その検査になると、こだわりを持つ日本人の感性が、どこよりも精密な検査技術を生み出し、世界各地から検査機器を求められることになる。「世界的に見て、日本人の感性というのは、素晴らしい」と、日本人の感性が、検査機器の世界で、多いに優位性を持つと那須さんは言う。
 その那須さんによれば、日本のモノづくりの未来のキーワードは、「機械と人間の調和」だそうだ。ディスプレイは、必ず人間の目で見る。そして、そのディスプレイを操作機器として、人間が使う。やはりここにも、こだわりの日本人の感性は不可欠だ。そして、インネクストでは、その未来の技術開発に日々取り組んでいる。
 「オフィスに来ていただくと、なるほど。日本って、捨てたものではないよねという気持ちは、必ず持っていただけると思います」。そうおっしゃった那須さんの笑顔に日本の未来を感じた。




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