藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2008年12月16日放送
バンクテック・ジャパン株式会社
代表取締役社長 三井所 清宏さん

顧客のペーパレス化を支援する

米国の小切手文化から生まれたペーパレス化技術が、ITの進化で、あらゆる事業の省力化のツールに。米国の子会社をMBOして上場を果たした三井所さんの経営とは。



この対談の全編は CDでお聴きいただけます

詳細を見る

主な内容

1)増える一方のビジネスの現場で使われる「紙」
2)紙のデジタル化で、時間も作業も省力化、そして安全
3)デジタル化市場は、まだまだ未成熟
4)米国流と日本流の違い
5)MBOとは、裸に戻って一からやり直すこと

会社データ

URL http://www.banctec.co.jp
設 立 1968年7月
上 場 2006年10月 JASDAQ
銘柄コード 3818(Yahoo!で株価を見る
資本金 721百円(2008年9月末)
従業員数 387名(2008年9月末)
主な業務 イメージ情報の処理に関するソリューションビジネスを展開。ハードウェア及びソフトウェアの開発・製造・販売及びアウトソーシング業務を提供。またそれらの機器のメンテナンス、保守部品を販売。

対談を終えて

 
希望と苦労の合わせ鏡、MBO

 この10年間に、耳にするようになった言葉の一つに、「MBO」がある。「Management Buy Out」つまり、経営陣が自分たちの会社を買収して独立する行為で、「子会社の経営陣がMBOによって独立した」というニュースは、誰もが耳にしたことがあると思う。それまで、雇われの身だった人たちが、オーナーになると考えると、とても希望に満ちた明るい話に聞こえるが、その現実は、希望と共に、大変な苦労もある。そのことを話してくださったのが、バンクテック・ジャパン株式会社、代表取締役社長の三井所清宏さんだ。

MBOの現実

 バンテック・ジャパンは、米国に本社を持ち、業務書類の電子化を担う企業として、日本に上陸した会社だが、米国本社の経営難を機に、日本支社を売却することになった。そのときに、経営者だった三井所さんは、他社への売却ではなく、経営陣と共に、自分たちが買手となって、オーナーになることを選んだ。
 当時を振り返り、三井所さんは、「非常に希望に満ち溢れたのが、MBOが成り立った瞬間」だと言う。MBOといっても、個人で出せる金額には限界がある。当然、ベンチャーキャピタルの支援や銀行からの融資が必要になる。三井所さんの場合は、まさにそうで、約半分をベンチャーキャピタルが出資し、残りを銀行融資でまかなうことになった。

MBOで身に付いた経営力

 かなりおおざっぱに考えても、会社の価値の半分程度の額を借り入れし、それに対する金利を払い続けるわけで、それまでの経営とはかかってくるコストが大幅アップになってしまう。その結果、MBO後は、とにかく倹約の日々。新たな人材採用も控えざるを得ない。ひたすらコストを下げて、利益率を上げ、借金返済を進めるという高い壁が立ちはだかる。三井所さんは、それを乗り越え、4年後、上場を果たした。
 「裸に戻らないとMBOは成功しない」とおっしゃった三井所さん。今、世界的金融危機の中、裸に戻る必要性に迫られている企業は多いが、三井所さんは既にその経験を持つ。この危機にも強い経営ノウハウを既に身につけられているに違いない。




FeBe

「藤沢久美の社長Talk」の対談全編は、 株式会社オトバンクの運営するオーディオブックのサイト FeBe(フィービー)にて配信中です。

詳細を見る>>

ホーム 社長Talkを聴くには
社長Talkとは
社長Talk News
感想を送る
これまでの社長Talk
CD購入
Twitter

Google

WWW を検索
社長Talk を検索
利用方法 Copyright (c) KumiFujisawa, All Rights Reserved. お問い合わせ