藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2008年12月9日放送
パシフィックゴルフグループインターナショナルホールディングス株式会社
代表取締役社長 草深 多計志さん

日本のゴルフ場の再生を担う

銀行員として取り組んだカリフォルニアのゴルフ場の再生事業の経験を買われ、120を超える日本のゴルフ場再生に参画。若くして再生事業に携わった経緯と仕事観を聞く。



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主な内容

1)バブル絶頂期に都銀に入行、そして留学
2)バブル崩壊後、ゴルフ場再生の命を受け米国へ
3)ゴルフ場再生の手腕を買われて天職
4)日本のゴルフ場が経営難に陥った理由
5)120カ所を超えるゴルフ場の次なる戦略
6)「もがく」うちに、チャンスが巡ってくる

会社データ

URL http://www.pacificgolf.co.jp/
設 立 2004年12月
上 場 2005年12月 東証1部
銘柄コード 2466(Yahoo!で株価を見る
資本金 12,704百万円(2008年6月30日現在)
従業員数 単体:8名・連結:9,262名(2008年6月30日現在)
主な業務 ゴルフ場の保有及び運営

対談を終えて

 
6年間、米国でゴルフ場再生を担った銀行員
 
 バブル崩壊後、経営難に陥った企業や事業の所有者が変わり、見事によみがえったという事例は数多くある。そうした再生のなかでも、ゴルフ場を専門に取り組まれているのがパシフィックゴルフグループインターナショナルホールディングス株式会社(PGGIH)、代表取締役社長の草深多計志さんだ。
 草深さんは、銀行員時代に、米国のゴルフ場再生の命を受け、米国で6年間、再生に取り組むことになったという少し珍しい経歴の持ち主で、その取り組みも、日本で話題に上ったような、日本企業を外資が再生するのではなく、海外のゴルフ場を日本の銀行が再生するというケースだった。

米国資本下で、国内ゴルフ場再生に着手

 草深さんが、帰国したのは98年。日本は、金融機関の破綻など、厳しい局面を迎えるなか、不良債権処理の仕事に取り組むことになったが、どこか米国での日々を懐かしむ気持ちもあったようだ。そして、転機が訪れたのは、2001年。日本のゴルフ場の再生に取り組むパシフィックゴルフマネージメント株式会社(2005年PGGIHの東証一部上場に伴い連結子会社化)の当時の創業時の社長から「一緒にやらないか」と声がかかったのだ。
 今度は、米国資本の再生企業の一員としてのゴルフ場再生事業。学ぶことが多かったと草深さんは言う。表面のサービスでは、日本人に合った形を作り出しつつも、芝草管理には米国流の科学的な手法を使うなど、業務の効率化を進めた。また、米国人の意思決定やリスクに対する考え方など、経営者としてのスキルも学ぶことが多かったそうだ。

当たり前に戻るための事業再生

 事業再生に取り組む人たちから、しばしば聞く話が、経営難に陥った企業は、現場の人材が悪いのではなく、経営そのものに問題がある場合が多いというものだ。草深さんが取り組んだゴルフ場も同様だと思う。預託金という制度を利用し、過度の投機に走ったゴルフ場も多い。「日々の運営をきちんとやって、売上げを上げ、収益を上げるという、本来、普通の第三次産業の在り方に移行した」という草深さん。再生というのが、突飛な手法を使うものではなく、当たり前に戻るための取り組みであることを確認させていただいた。




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