藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2008年11月25日放送
スリープログループ株式会社
代表取締役社長兼グループCEO 高野 研さん

新たな市場をファンと一緒に創造する

新しいものが好きで、こだわりのある8万5千人の人たちに、仕事という成長の場を与え、新たな市場を創りつづける同社は社会貢献と事業が一体化した「上場社会起業家」です。



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主な内容

1)新しい市場、新しいサービスに詳しい個人、8万5千人が働く会社
2)TOBに込めた新たな事業戦略
3)50名から300名に増加した社員の価値観の共有法
4)自由を重んじた社員の成長の場作りの工夫
5)CSR活動は、社会起業家の育成

会社データ

URL http://www.threepro.co.jp/
設 立 1996年4月
上 場 2003年11月 東証マザーズ
銘柄コード 2375(Yahoo!で株価を見る
資本金 1,002百万円(2008年11月現在)
従業員数 282人(2008年11月現在)
主な業務 ITビジネスにおける、営業・販売支援事業、 導入・設置・交換支援事業、IT運用支援事業、学習支援事業

対談を終えて

 
儲けたい人は儲からないアフィリエイト

 ネットビジネスに「アフィリエイト・ビジネス」というのがある。ブログに、自分の好きなことや興味のあることと、それに関連した商品やサービスについて書き、読者がそうした商品やサービスを購入したり、関連するサイトを訪問したりすると、ブログ作成者にお金が入るという仕組みだ。これは、単なるネット広告とは違い、これでお金を儲けようという気持ちで書かれているブログは、全くと言ってよいほど人気がなく、結果的に収入につながらない。率直な「この商品が本当に好き」とか、「便利」という思いが、結果として、読者の心に響き、購買等の行動につながる。

リアル版アフィリエイト・ビジネス?

 さて、これに似た、リアル版アフィリエイト・ビジネスとも呼べるビジネスを生み出し、上場企業にまで育て上げた人がいる。今回お会いしたスリープログループ株式会社、代表取締役社長兼グループCEOの高野研さんだ。
 スリープロでは、新しい市場、新しいサービスに詳しい8万5千人をメンバーにして、市場の開拓やマーケティングを行っている。例えば、パソコンに詳しいメンバーは、量販店や大手パソコンメーカーと提携して、パソコン購入後に、顧客先に訪問して、パソコンの使い方を教えたり、アフターフォローの仕事も受け持ったりしている。掃除機にこだわりのある主婦は、量販店で掃除機の説明業務を担当したり、新規の掃除機の開発や改善の意見をメーカーに提案することもある。

お金だけではない「やりがい」

 好きなことに関わる仕事を、好きな時間にできることもあり、8万5千人のメンバーの性別も年齢も多岐にわたり、「お金を得られることも、もちろん嬉しいのですけども、その会社の役に立ったとか、ないしは、そのユーザーさんにすごく喜んでもらえたとかいうことに、一番やりがいを感じていただいている方が多い」と高野さんは言う。
 誰もが一つや二つ、好きなことがあるはずだ。「お金より、自分の知識を使ってほしいというニーズのほうが実は強い」と言う高野さん。人を単なる労働力として考えるのではなく、その人の持つ知識を戦力として考える高野さんが、いかに一人ひとりの人間を大切にしたいと考えているかが伝わってくる。




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