藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2008年9月2日放送
株式会社ひらまつ
代表取締役社長 平松 博利さん

目の前の人を幸せにする

7つのレストランに、ミシュランから星が与えられたひらまつグループ。25を超える店舗の運営は、人が命。シェフであり社長である平松氏のマネジメントの神髄を聞いた。




主な内容

1)料理長兼社長であるということ
2)700人の社員を支えるまで
3)社員との対峙
4)先に愛さなければ愛
5)景気と経営
6)株主と顧客との価値観の共有
7)ゆるがぬ哲学

会社データ

URL http://www.hiramatsu.co.jp/
設 立 1982年4月創業
上 場 2003年3月 JASDAQ
2004年4月 東証2部
銘柄コード 2764(Yahoo!で株価を見る
資本金 974百万円(2007年9月現在)
従業員数 507名 (2008年3月現在)
主な業務 高級フランス料理・高級イタリア料理など、 6つのレストランブランドを展開。

対談を終えて

 
ミシュランを7つ獲得したグループ

レストラン「ひらまつ」という名前は、誰もが一度は耳にしたことがあると思う。特に、ミシュランが日本版を出した時に、その名前は、一気に全国にも報道された。なにしろ、ひらまつグループでは、パリ店をあわせるとミシュランから7つも星をもらったのだから、大変な快挙だ。なぜ、そんな快挙が実現できたのか。それは、ひらまつグループを束ねる株式会社ひらまつ、代表取締役社長の平松さんのお考えに、多いにヒントがあるように思う。
ひらまつグループには、レストランだけで19。カフェを入れると25の店舗を持ち、そのブランドも6種類で、従業員数も700人という立派な企業。

料理人と社長の二足のわらじ

その創業者であり、社長である平松さんは、実は現役の料理長でもある。 「社長も料理長も、どちらも自分にとって自己表現であり、どちらも自分」だと平松さんはおっしゃる。そして、どちらもアートだという。そして、その両方に取り組むにあたって勉強してきたことの一つが哲学だ。
だからだろうか、平松さんの経営思想は、世間一般とは少し違う。
「そこに来た人間たちを一人ずつ幸せにするために僕たちがいるということが、僕の理念」だという平松さん。この言葉の中で、特に大切なのは、「一人ずつ」という言葉だ。

ひらまつイズム

従業員は、一人ひとりが異なる人間。それぞれに違う個性を持つ。平松さんは、その一人ひとりに合う幸せをつかみ取れるように心がけている。従業員を一律に扱うことはしない。「その子の健康管理から、今何が、彼にとって一番声をかけてあげるのに必要なことかというのは、いつも見て、考えて、声をかけてあげている」というスタイルを、創業当時の社員二人の時代から、続けている。
「人を愛すること。今、目の前にいる人を幸せにしよう」。ひらまつイズムと呼ばれるこの平松さんの思いは、今、社員全員に共有されている。平松さんは、決して急がない。目の前の人を信じ、幸せにし続けることが、結果として、今に至っているし、将来にも続くことを確信されているように思う。




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