藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2008年8月5日放送
株式会社IGポート
代表取締役社長 石川 光久さん

世界で100年間残る作品を作る

世界各国で高い評価を得る日本のアニメを生み出し続ける社長でありプロデューサである石川光久氏。いかにしてプロ集団をマネジメントし、作品を生み出し続けているのか。



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会社データ

URL http://www.igport.co.jp/
設 立 1987年12月(創業)
上 場 2005年12月 JASDAQ
銘柄コード 3791(Yahoo!で株価を見る
資本金 701百万円(2008年5月現在)
従業員数 連結 211名 (2008年5月現在)
主な業務 映画・テレビ・DVD等向けアニメの制作と作品の版権事業が収益源。
07年11月純粋持株会社に。
08年8月公開の『スカイ・クロラ』は、ベネチア国際映画祭のコンペ部門への正式出品が決定。

対談を終えて

 
40代、50代にかっこ良くなろう

今回お会いしたのは、世界各国にファンを持つアニメ『攻殻機動隊』を制作し、カンヌ映画祭にも招待されたことがある株式会社IGポート、代表取締役社長の石川光久さん。49歳とは思えない若々しいいでたちで登場された石川さんは、中学時代は、学校で一番もてない人間だと自分を思っていたそうだ。そしてそのときに思ったことが、誰もが衰えていく40代、50代にかっこ良くなろうということ。その思いを見事実現された石川さんに、世界から高い評価を受けるアニメを、いかにして個性豊かなアーティスト集団を束ね、作り上げるかを聞いた。

本質は、ハート

石川さんの人材採用の基準はユニークだ。「僕は、こんな頭も悪いし。会社の社員でも採用する一つの目安としては、自分より頭の悪い人間は絶対会社に入れないというポリシーがあるのです。だから、今いる社員は、全員僕より頭はいいです。でも、頭がいいということは、それはベースとしては大事だけれども、本質はハート、心ですね」と石川さん。確かにアニメという人の心に触れるアート。ハートは大切だが、それを身につけさせるのは難しい。
石川さんは、「まず、やらせてみるというのがいいですね」と言う。権限もできるだけ与え、同時に、正当に評価される環境を作るのだそうだ。石川さん自身も、アルバイトの立場で、アニメの世界に入り、実績を評価され、今、社長という立場にいる。正当に評価することが、人が次なるチャレンジへと向かう工夫や努力をする、きっかけになる。

誰もが戻って来る港を作る

いろんな才能の持ち主が集まって初めて成立するアニメの世界。一人ひとりが、チャレンジし、正当な評価を受けて、自分自身を高めていく事が大切だが、それは厳しい修練でもある。だからこそ、石川さんは、新たに立ち上げたホールディングカンパニーを「IGポート」と名付けた。挑戦し、疲れた人たちが、いつも戻れる場所として、港を用意したい。どんなに厳しい航海に出ても、帰る場所を作って待っている。その石川さんの包容力が、社員のハートを強く、温かくしているのかもしれない。




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