2008年5月20日放送
株式会社アスカネット
代表取締役CEO 福田 幸雄さん
日本発の世界を市場にするネットサービス
元々フォトグラファーだった福田社長の最初の事業は、遺影のスピード作成。広島にいながら全国の葬儀社を顧客に。そして今、ネットを介した写真集作成サービスで、世界を狙う。
URL
http://www.asukanet.co.jp/
設 立
1995年7月
上 場
2005年4月 東証マザーズ
銘柄コード
2438(
Yahoo!で株価を見る
)
資本金
490百万円(2006年12月末日現在)
従業員数
220名(2007年10月末現在)
主な業務
葬儀社向け遺影写真のデジタル合成・ネット配信から出発。ネットで のアルバム制作が主力に。
フォトグラファーからの転身
今回お会いしたのは、株式会社アスカネット、代表取締役CEOの福田幸雄さん。福田さんは、もともとフォトグラファー(写真家)だが、単なるフォトグラファーではなかった。まだパソコンもインターネットも普及していない頃からパソコンが大好きで、あるとき、画像のパソコン通信の技術に着目し、起業を思い立った。
そのアイデアとは、お葬式用の遺影の作成。当時の葬儀屋さんは、亡くなった方の写真を預かり、それを切り抜いて背景と重ねて遺影写真を作るという方法で遺影を作っていた。福田さんのアイデアは、葬儀屋さんからパソコン通信を使って写真を受け取り、グラフィックソフトで合成して、30分以内に遺影写真を作ることだった。
しかし、いざ全国の葬儀屋を回ってみると、パソコンを見たことない人ばかりで、パソコン通信も理解してもらえない。そこで福田さんは、便利な遠隔操作ソフトを探しだし、葬儀屋さんは、スキャナの上に写真をおいて、決まったボタンを押して待つだけで、30分後に写真がプリンターから出てくるという自動の仕組みを開発した。これが大人気となり、全国各地の葬儀屋さんが導入を決めた。
5年の赤字を乗り越えて
こうして一財をなした福田さんは、かねてから念願だった写真集作成の事業化に取り組み始めた。写真集作成ソフトで、写真を並べていくことで、書店で売っているような質の高い写真集を1冊から安価で作るという夢のようなサービスだ。しかし、安価というのは大きな壁。量が出なければ、結果的には大赤字になる。
当初は、売値2500円程度の写真集を原価3万円で作成していたという福田さん。「量が出れば、黒字になるのがわかっていたので、それまでの我慢でした」というが、その我慢の期間は、なんと5年以上続いたという。
遺影写真ビジネスが黒字であったとはいえ、相当の覚悟と自信だ。「5年ぐらいやっていまして、途中で何度かあきらめかけたことはありますけれども、結局失敗というのは大きなものはなくてこられました。成功するまでやる」そう言い切る福田さん。失敗するかしないかは、成功までやるかやらないかなのかもしれない。
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