藤沢久美の社長Talk

今週の社長Talk


2008年5月13日放送
シコー株式会社(旧:株式会社シコー技研)
代表取締役社長 白木 学さん

なくてはならないものを発明する

シコーは、数々の世界初を発明している。携帯電話のマナーモードも、携帯電話のカメラのオートフォーカスもシコー。なぜ次々に発明できるのか。その神髄を聞いた。




会社データ

URL http://www.shicoh.com/
設 立 1976年7月
上 場 2004年8月 東証マザーズ
銘柄コード 6667(Yahoo!で株価を見る
資本金 2,212百万円(2007年12月末日現在)
従業員数 52名(2007年12月末現在)
主な業務 小型モーター専業。売上高の約9割が携帯電話向け。製造はすべて中国・上海子会社。

対談を終えて

 
日本を変えたい

創業者の多くは、自分自身が日々感じてきた問題を解決したいという思いをきっかけにして起業したとおっしゃる。それは身の回りの生活ことだったり、職場での矛盾であったり、様々だが、今回お会いしたシコー株式会社、代表取締役社長の白木学さんの問題意識は、ダイナミックだ。
そのきっかけと出会ったのは、白木さんが大学生のとき。皇居近くの資料館で、「日本の貿易の10分の1の金額が、アメリカにロイヤリティとして支払っている」という事実を目にしたことだった。白木さんは、この事実に驚愕したという。「資源のない日本が、そんなものを払うのはとてもじゃない」。怒りにも似たその感情を抑えきれず、白木さんは、大学で特許研究部を設立し、日本が安かろう悪かろうの製品ではなく、智恵を活かした質の高い製品を作り、ロイヤリティを受け取る国になれるものづくりをしようと決意したのです。

元祖学生起業家

もともと子供時代から機械をいじるのが大好きだった白木さん。ご両親はミシンの販売をしていたこともあり、機械を身近に見て育ったためか、既に小学校のときには、自分の自転車にモーターを付ける実験をしていたそうだ。
子供の頃からの機械好きが、大学生となり、いよいよ現実に役立つ技術を次々に生み出すことになった。その一つが、人気テレビ番組「シャボン玉ホリデー」に採用された「シャボン玉発生器」だ。
他にも、企業に採用されるような技術を開発し、仲間と共に、シコーを立ち上げた。30年以上前に生まれた学生ベンチャーだ。

解決できない問題はない

シコーとは、「思考」の意味。白木さんは、考えることを大切にしている。考えて智恵を出すことで、いくらでも新しいものを生み出すことができるのが人間だ。中国にもいち早く進出し、かつての日本の姿をそこに見たという白木さん。中国の人々にも、惜しみなく技術を伝え、さらに自分たちの考える力で、新たなものを生み出すように支援をしているという。
「一つも解決できない問題はない。ただ、すぐできるかどうかは別です。でも、必ず解決できるのです」最後に白木さんが仰った言葉が印象的だ。




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